山・ある記
槍ヶ岳山行~アルプス一万尺♪子槍の上では踊れない~
9月14日から1泊2日で槍ヶ岳に登ってきました。
槍沢ルート往復、槍ヶ岳山荘に泊まりました。
横尾で分岐を槍ヶ岳方面に進みます。
沢の水音に癒されるルートです。
槍沢ロッジ手前に水力発電小屋がありました。
沢ならではの設備ですね。水の力ってすごい!
登山道に水力発電所があった!
槍沢ロッジの表札がレトロなデザインで素敵です。
登山道途中に大きな岩屋がありました。かつて北アルプスの登山道が整備されて山小屋が建つ以前は槍ヶ岳を登山する人たちがこの岩屋で野宿したそうです。『河童』で有名な芥川龍之介もここで野宿したそうですよ!
広々とした岩屋。今は野宿禁止だそうです。
秋らしい赤い実が沢山成っています。
ブルーベリーみたいな実ですね。
「大曲」というポイントまで来ました。ここから急な登りの道が続きます。
「グリーンバンド」と呼ばれるハイマツ帯まで登ってくると目指す槍ヶ岳の穂先が見えてきました。
見えているけど…まだまだ遠いな…
グリーンバンドから槍ヶ岳がやっと見えました。
槍の肩まであとちょっと!
槍ヶ岳山荘前に着きました。小屋にザックをデポして身軽になってから穂先を目指します。
槍ヶ岳山荘前より槍ヶ岳の穂先
槍ヶ岳の穂先は鎖とハシゴが設置されていて手足を掛けるところはあるものの、狭くて人が密集しているのでかなり危険を感じました。落石の危険があるのでヘルメットは絶対必要です。また自身が落石を起こさないようにとても慎重に登りました。
アルプス一万尺の子槍(写真中央の岩峰)
途中でアルプス一万尺の歌にでてくる「子槍」が見えました。
槍ヶ岳本峰の途中にある大きな岩峰です。
アルプス一万尺♪子槍の上で♪アルペン踊りをさあ踊りましょう♪
こんなに険しい子槍の上でアルペン踊りを踊る人って何者なんでしょうか?!
実物の子槍を見るとものすごい歌ですね(笑)
20分程で頂上に着きました。
槍ヶ岳山頂からの景色。西鎌尾根と硫黄尾根が見えました。
西鎌尾根
穂高方面は前穂やジャンダルムが見えました。
初登頂は嬉しいけど下山が核心です!
槍ヶ岳山荘に1泊して、翌日は天狗池へ向かいます!
天狗池は逆さまに映り込んだ槍ヶ岳で有名な山の中にある池です。
果たしてあの有名な「逆さ槍」を見ることは出来るでしょうか?!
夕焼けの黒部の山々と雲海がとても幻想的でした。